4月はまだ冷たい風が吹く
口を捨てた雑踏よ
そんなに靴が好きなのかい
あれは誰の命令だろう
砂の様な嘘で溢れる
優しさの下の魔物よ
そんなに喉が渇くのかい
いっそ溺れてしまえば良い
舞台の上はひどく残酷で
汚れた役者 ばら撒く死体
幕が下りたら
僕らの居場所が残っていると良いんだけど
鳥は歌うことを止めた 真っ先に逃げ出した
次は僕らが歌うべきだ きっと夜は明けるよ
猫は笑うことを止めた 真っ先に逃げ出した
次は僕らが笑うべきだ その先に何も無くても